ゲーテ像
フィヒテル産地産の花こう岩を用いたゲーテ像は、一人のヴィースバーデン市民により資金を寄付され、ミュンヘンの彫刻家ヘルマン・ハーンによって造られました。雲の上に座したゲーテが左腕に鷲を抱えた像は、1814年と1815年にゲーテがヴィースバーデンを訪れた記念に造られ、1919年、ヴィースバーデン博物館の入り口前の土台に乗せられました。
1992年に博物館の館長が像を中庭に移して保存するよう指示を出しましたが、世間一般からの圧力によりゲーテ像はもう一度博物館前の芝生の上へ戻されました。
長く続いた話し合いの末、ゲーテ像はゲーテ生誕250年祭の2日前、1999年8月26日にまた博物館前の土台の上に、といっても今度は入り口前ではなく、階段前ですが、鎮座しました。